大怪獣まんだら

GIGAN YAMAZAKI & WAGAYA FACTORY's blog

レゴだよそれは!


『レゴ®バットマン ザ・ムービー』は、『LEGO® ムービー』に勝るとも劣らない大傑作だった。子供向け映画の枠組みからはみ出すことなく、レゴならではのアプローチでバットマンの狂気と救済を描きつつ、クロックキングにクレイジーキルト、イレイサーといったマイナーヴィランまで銀幕デビューさせてしまう手腕に唸らされまくりの104分だ。
しかも、劇中に登場するキャラクターやビークルのすべてが商品化されるか、あるいは完全再現することが可能なんだから、まったくオモチャ者には辛抱たまらん映画といえよう。はい、レゴ解禁。レゴ解禁しまーす!


そう、実はこれまで自分からレゴを買ったことがなかった。もちろん、子供の頃は買い与えられていたのだが、己のマニア性、コレクター癖を自覚するようになってからは、こういう商品展開に終わりの見えないオモチャは敬遠するようになったのだ。
欲望に果てはないが、予算には限界がある。あれもこれもと手当たり次第にコレクションを広げていくのではなく、きちんと自分にルールを課さなくてはならない。レゴには手を出さない、これも自分ルールのひとつである。


まあ、例外的にスター・ウォーズ ビルダブルフィギュアシリーズは買っちゃってるのだけど、“グリーバス将軍とファズマちゃんは別腹”という追加ルールを設けることで、コレクションの拡大を最小限に留めることに成功した。つまり今回、ここに“バットマンは別腹”という新ルールが加わったということになる。
こんなにしょっちゅうルール改変がなされていたら、もはやあってないようなもんだと思われる方もいるかもしれないが、いい加減とはいえルールが存在することによって、そこに独自の文脈が発生する。そして、それこそがコレクションの肝なのだ。見る人が見れば、ざっと部屋の棚を眺めただけで、そのルールの変遷を読み取ることができるだろう。


それはそれとしてレゴ、だ。メディコムトイベアブリック然り、これまでミニフィグみたいな共通規格に落とし込むタイプのアイテムには、いまいち燃えるものが感じられなかった。やっぱり変化がないと飽きてしまう。ところが、実際にはもっと大きなビッグフィグやブロックのみで構成されたキャラクターもあり、自分が思っていた以上に集め甲斐のある世界だと分かった。しかも数を揃えてみると、ミニフィグはミニフィグで悪くない。
この手のミニフィグは、ミニフィグだけでセット販売とかされているものだと思い込んでいたので、ひとつ数千円するプレイセットに2、3体付いてくるものだと知ったときは割高感を覚えたものの、いつの間にか感覚も麻痺してしまった。「リドラーのなぞなぞレーサー(定価5,378円)」なんて、バットマンリドラーに加えて、カイトマン、マグパイ、カレンダーマンの3体が付いてくるのだ。お得!


とりあえず還付金とかいう使っても使ってもなくならない金を元手に、めぼしいヴィランは揃えてしまったが、6月以降も「ベインのトクシックトラック アタック」、「スケアクロウとの対決」、「アルティメット・バットモービル」などの新商品が控えている。特に「アルティメット・バットモービル」には、なんとポルカドットマンが付いてくるのだ。これまでポルカドットマンのフィギュアが欲しいなんて、これっぽっちも感じたことがなかったけど、いざ出るとなると欲しくてたまらん。たぶん、量販店でも9000円くらいするセットだろう。しかし、それでも買う。ポルカドットマンのために俺は買う!


70901 ミスター・フリーズのアイス・アタック/LEGO

70903 リドラーのなぞなぞレーサー/LEGO

70904 クレイフェイスのスプラット・アタック/LEGO

70907 キラークロックのテイルゲイター/LEGO

LEGO The Batman Movie - Minifigure/LEGO