大怪獣まんだら

GIGAN YAMAZAKI & WAGAYA FACTORY's blog

一日一超獣(アリブンタ+ギロン人)


ウルトラマン超闘士激伝』といえば、ウルトラ戦士と怪獣が聖闘士(セイント)ばりに武装して戦う姿が有名だが、ゴモラレッドキングのように装鉄鋼(メタルブレスト)を身につけた超獣となると、ヤプールの支配から逃れてベビーフェイスに転向したバキシムエースキラーしかいない。敵方のヤプール陣営でも、巨大ヤプールやマザロン人といったヤプール人に限られている。まあ、超獣自体が武装化された怪獣なのだから、当たり前といえば当たり前の判断である。一見すると無茶苦茶なようで、実際のところは異常なほど原典の設定に忠実なところが、『激伝』のチャームポイントだ。


ただ、どんなものにも例外があって、「超獣戦車」なる新たな役割を与えられたアリブンタとブロッケンは、中世の重騎兵よろしくギロン人やヤプールコマンドを跨がらせ、その身を鎧に包み込んでいる。当時、これが欲しくて欲しくて親からくすねた小銭で回しまくったもんだが、何故か闘士アストラばかり当たってしょげたのもいい思い出……なワケがあるか! クソが! 思えば、自分の中で“超獣>怪獣>星人>ウルトラ戦士”という序列が生まれたのは、この瞬間だったのかもしれぬ。しかしオトナになったらね、金に飽かせてヤフってオクればいいのだ。


で、塗りました。ギロン人は、前回も書いたバキシムオレンジギロン人ホワイト、ベロクロブラック、ガマスグリーンエースキラーゴールド、そして「FENRISIAN GREY」で着色している。ウォッシングは、オレンジ部分に「CASANDORA YELLOW」、ホワイト部分に「SERAPHIM SEPIA」、金属部分に「REIKLAND FLESHSHADE」、それ以外と足裏に「NULN OIL」を使った。
アリブンタのほうは、アリブンタパープルギロン人ホワイトヤプールレッドスフィンクスブルー、ベロクロブラック、カメレイエローエースキラーゴールドクロスシルバー、そしてカッパー部分に「BALTHASAR GOLD」を使用している。また、いずれも目のみガイアカラーの「蛍光ブルーグリーン」を使っており、わざと泡立たせることで複眼っぽいモールドを追加した。接写すると、まだらで汚らしいが、肉眼で見るぶんにはいい感じだ。ウォッシングに関しては、ギロン人と同様の処理を施している。
なお、口元はヤプールレッドではなく、「KHORNE RED」で塗った可能性がある。なんとなく仕上がりから察するに、ベロクロンとアリブンタにはヤプールレッドを使わなかったかもしれない。こんなふうに振り返るならば、もうちょっときちんとメモっておけばよかったね。ではまた明日、地球の馬鹿どもめ!