大怪獣まんだら

GIGAN YAMAZAKI & WAGAYA FACTORY's blog

ほぼ一日一怪獣(ゴジラ)


自分の作品が映像化された際、“里子に出す”という言い方をする原作者は多い。なかなか的を射た表現だと思う。そして、『ゴジラ』や『スター・ウォーズ』、『ブレードランナー』などの新作が制作されるときのディープなファンの気持ちもまた、(ちょっとニュアンスは異なるものの)どこかそれに近いものがあるような気がする。まあ、別に己が生んだワケでもないのに親を名乗るのが不遜であれば、東京で芸能界デビューする幼馴染をただ見守ることしかできない『BOYS BE…』ライクな田舎の男子高校生、とかでもいい。


庵野とかいうヤツの事務所に入って、あいつは大スターになった。でも、あれは本当のあいつじゃない! えっ、今度はニトロプラスに移籍? おいおい、あんな連中にあいつのよさが分かるのかよ……ってなもんである。俺には俺の“理想のあいつ”があるけれど、あいつの人生はあいつのものであり、俺はどうすることもできない。あくまでも一般論だ。
しかし、そう考えてみると、東宝の大プールにしか見えないフォトリアルなCGの浅〜い海を泳ぐあいつの姿は、まさにガイガン山崎の思い描く“理想のあいつ”に他ならなかった。もうチンポはギンギン、ギャレスさんとこは信用の置ける事務所だったなあ!


ゴジラ特撮大百科 GODZILLA BACK TO THE SEA / CAST