大怪獣まんだら

GIGAN YAMAZAKI & WAGAYA FACTORY's blog

闇夜にキラメク超闘士


上の写真に、すぐ違和感を覚えた諸君は、なかなかのガシャポン通だ。パッと見だと、何の変哲もない『ウルトラマン超闘士激伝』の塩ビ人形……厳密には、「エンペラ星人編」第1弾にあたるパート12の面々だ。しかし、その成型色に注目していただきたい。
本来のカラーは、オレンジ、ブルー、グリーン、クリアピンク、そしてパート10から加わったクリアレッドの全4色。ライトブルーとブラウンなんて存在しないはずなのだ。
で、プラ製クロスのほうは、お馴染みのグレーとメタルブルーだが、メッキクロスタイプの隊長ウルトラマン、守護闘士グレート、闘士ザム星人の装鉄鋼に関しては、おしなべてゴールドメッキ仕様となっており、これまた存在しないはずのカラーなのである。
じゃあ、海賊版・パチモンの類なのかというとそうでもない。刻印や造形からして、列記とした正規品だ。袋の文面などを見る限りでは、OVAウルトラマン超闘士激伝』の販促物として、当時のイベントやオモチャ屋で配られたものではないかと推測される。


ヤフオクで50袋まとめて出品されており、これがまた結構なお値段だったりしたのだが、なんと原作者の瑳川竜a.k.a.三条陸さんも初めて見た幻のシロモノとのことで、ここはきちんと自分が保護せねばなるまい! という使命感に駆られて落札した次第だ。
2017年下半期を振り返ると、当ブログの「一日一超獣」はもちろん、『ウルトラマン超闘士激伝 新章』におけるオマケ頁のライターになったり、『ウルトラセブン超解析 銀河ヒーロー大集結!』で闘士セブン&セブン21の記事を担当したりと、妙に『激伝』が熱かったので、いい締めくくりになったんじゃないかと思う。来年も『激伝』は熱いぜ!