大怪獣まんだら

GIGAN YAMAZAKI & WAGAYA FACTORY's blog

土日まで使ってやる仕事


本郷直樹も歌っていたが、*1 この世には、あらゆるプラモがある。この頃はやりの女の子や王道のメカニックはもちろん、餃子のプラモなんてものも存在するのだ。ドラム缶だって、いろんなメーカーから発売されている。しかも検索してみたら、1/12スケールというS.H.Figuarts 地獄大使と一緒に並べるために開発されたようなブツがあるじゃないか。早速、2セットほど注文して、伝説の名シーンを再現してみた。いつぞやのイベントでは、シオマネキングが参考出品されていたけど、南紀編合わせでモスキラスも欲しい! なにかと評判の悪かった本郷猛も、夏服ver.として出し直せばいいんじゃないの。


しかし、このドラム缶の裏からニュッと顔を出す絵面には、地獄大使のすべてが詰まってるよなあ。似たようなシチュエーションとして、高倉健の看板裏から雑踏を覗き見しているヨロイ元帥が挙げられるが、どうにも悪の大幹部らしからぬ間抜けさが漂っていた。こんなどうかしてるシーンを違和感なく成立させられる大幹部なんて、地獄大使くらいのものだろう。潮健児自身、至って真面目に芝居しており、それがかえって妙な可笑しみを生んでいる。確信犯的なギャグとして演出されていないからこその面白さなのだ。飄々とした一文字隼人に、陰湿を極めた死神博士が合っていたように、クソ真面目な本郷猛の宿敵には、どこか人のよさすら感じさせる地獄大使が相応しい。まさに完璧な組み合わせだ。


S.H.Figuarts 地獄大使 / バンダイ

1/12 ドラム缶(グリーン) / PINKTANK

*1:歌ってない。