大怪獣まんだら

GIGAN YAMAZAKI & WAGAYA FACTORY's blog

俺たちの怪獣倉庫


厳密にはマンションの自転車置き場だが、民家の庭で怪獣の着ぐるみを作っているという状況は、多くの人間にとって興味をそそられるものらしい。ミュージシャンの大内雷電@Ohuchi_RYDEEN)くんや小説家の中沢健@nakazawatakeshi)さんなど、いつしか同世代の怪獣好きの溜まり場となりつつある我が家工房。特に大内くんは、ご近所さんということもあって、しょっちゅうやってくる。特に作業を手伝ってくれるわけでもない。ただただ怪獣ができあがっていく様を眺めながら、怪獣の話をするために来るのだ。


まったく困った男です……と言いたいところだったが、なんと彼がいい話を持ってきてくれた。知り合いのやっているアトリエが引っ越しを計画しているらしく、大量の塗料を譲ってくれるというのである。怪獣の塗装費用って、なんだかんだで馬鹿にならない。先日も浅草の塗料問屋で大散財をしたばかりだったし、まさに渡りに船だった。で、ありがたく頂戴してきましたよ、200本超のスプレー缶! ついでにメタルラックまでもらってきちゃったので、もう何処からどう見ても立派な怪獣倉庫じゃないの。これが屋外の作業場だなんて信じられるか!? いやー、三十代半ばにして、夢の城を手に入れちゃったな。