大怪獣まんだら

GIGAN YAMAZAKI & WAGAYA FACTORY's blog

ジョルジュ星雲人製作記(その7)


ジョルジュ星雲人の製作も、いよいよ大詰めの段階に入った。今日はブーツの塗装をしつつ、両脇のパッチン錠――厳密には、プラスチック製のバックルだが――を隠すための皮膚パーツを作ったり、大腿部のトゲトゲの角度を調整したり、背中に変な羽根を付けたり……って、だからもう追加ディテールは要らないっつーの! しかもこれ、ウーミン星人ヒレとして作ったパーツじゃん! いくらなんでも、昆虫人間の羽根には見えんぞ。


自分もシンプル・イズ・ベストという思想には疑問を持っているが、いたずらにゴテゴテさせるというのも考えものである。たとえば、今後はアトラクションショーや地域のイベントなどにお呼ばれすることもあるだろう。子供と直に触れ合う可能性を考慮に入れると、やっぱりこういう引き千切ってくれと言わんばかりの突起物は危険だ。また、単純に舞台の出ハケや搬送時にも邪魔になり、これまた要らぬ破損の原因になりかねない。


そもそもデザイン的に、羽根は必要なのか? 一応、前回のトゲトゲに関しては、両腕を振り上げた際のシルエットがX字になるという狙いが感じられたものの、今回はリスクを背負うだけの理由を見い出せなかった。ただ空間を埋めるためだけのパーツだ。しかも背中だから、全然目立たないじゃんか。まあ、必至に説得した甲斐はあって、珍しく床山皇帝(@Kaisel_Kaiser)のほうが退いてくれたけど、あの目は諦めてないぞ。またこっそり付けかねないので、引き続き監視の目を厳しくする所存! 羽根はダメ。ゼッタイ。