大怪獣まんだら

GIGAN YAMAZAKI & WAGAYA FACTORY's blog

黒く光るボディ

f:id:gigan_yamazaki:20190407050911j:plain
『THE GRASSHOPPER』は、弱冠18歳のときに監督した初の自主制作映画だ。『仮面ライダー』をモチーフとしたアクションもので、スカルペイントのヘルメット男が登場する。主力スタッフだった荒船泰廣 (@arafune)や鉄面あなざ(@Gadjetmovie)は、現在ではプロのクリエイターとして活躍しており、かくいう自分も本作がきっかけとなって雑誌「宇宙船」に寄稿するようになった。口幅ったい表現をするならば、自分にとって原点ともいえる作品である。主演俳優が所有していた自転車用のプロテクターに、ゴミ捨て場で拾ってきたメットを組み合わせた主役スーツは、やや頭でっかちで不格好なところもあったものの、それが当時の限界であり、きっかり10年後にリベンジを果たすこととなる。


社会人になってから初めて撮った自主制作映画『D/I/Y』に登場するバトルスーツがそれだ。企画当初は、かつてのスーツを使い回す予定というか、実際にそれで短いテスト映像も撮っているんだけれど、せっかくの機会だからとオール新造することにしたのだ。製作者は、のちの“センセイ”ことぱしみ(@nicesharp)くん。まだ大学生だったが、当時から彼のセンスとスキルは大したものだった。しかし結局、この映画は参加メンバーのスケジュールが噛み合わず、あと少しのところで頓挫してしまう。社会人は忙しいのです……。で、バトルスーツも奥底に仕舞い込んでたんだが、なんと彼に再登板のチャンスが与えられた。*1 そこで早速、我が家工房にて床山皇帝(@Kaisel_Kaiser)に試着してもらった次第。う~ん、カッコいいじゃない!*2 やっぱりこいつで1本撮ってやりたいなあ。

*1:このバトルスーツが、そのまま使用されるわけではないんだが……詳細は、また後日!

*2:あとで武器小道具担当だったメラーノ(@samuhara)くんに確認してみたら、コンバットナイフの付け方が間違っていたらしい。あれー?