大怪獣まんだら

GIGAN YAMAZAKI & WAGAYA FACTORY's blog

ギロチングキング製作記……?

f:id:gigan_yamazaki:20190511153927j:plain

本来ならば、ここにはギロチングキングの最新状態を捉えた記録写真が掲載され、その詳細についてあーでもないこーでもないと要らん話が書かれていたはずだ。しかし今回に限っては、そうもいかなくなった。床山皇帝(@Kaisel_Kaiser)改めバカが、ギロチングキングを着たまま徘徊していたため、通行人に通報されてしまったのである。

 

確かにご近所さんにとって、もはやウチの怪獣なんて日常の1コマではある。だが、往来とは近隣住人以外も使うわけで、しかもド深夜に真っ黒な四ツ足怪獣がうごめいていたらビックリもするだろう。まあ、こっちは何も知らずに爆睡してたんだけど、家人の「大変! 入山くんが警察に囲まれてる!」という非現実的な言葉に飛び起きた次第……。

 

彼氏、どうも写真を撮ってもらいたかったらしい。いつもは工房内で撮影してるんだが、この1ヶ月で着ぐるみも大きくなった。で、ちょっと開けたところまで移動する必要があったと。うん、ここまでは理解できる。ただ、どうして自分の到着を待てなかったかね。LINEに既読がつかない時点で、相手が寝てることに気付きそうなもんなんだけど。

 

しかも公道に出て、四つん這いで待ってたというんだから正気の沙汰じゃないよ。草木も眠る丑三つ時の住宅街とはいえ、まったく車が通らないということもない。下手したら、うちの前に怪獣のミンチが転がってた可能性もあったと考えると、これは厳重注意も致し方ない。本音を言えば、便宜上の責任者である自分だけではなく、数m先から他人事のように眺めてる怪獣にも注意を促して欲しかったわ、お巡りさん。もう! バカ!*1

*1:いつの間にか麻痺していたが、この男に常識を求めるということ自体がナンセンスなのだ。芸術家とはすべからく埒外の人間であり、そんなキ印だからこそ毎日せっせと着ぐるみなんてこさえることができるわけで、自分は自分で“猛獣使い”の自覚に欠けていたと思う。猛獣使いと少年……警官に撃たれなくてよかった。もう少年って年齢でもないけどな。来年で30だぞ! バカ!!