大怪獣まんだら

GIGAN YAMAZAKI & WAGAYA FACTORY's blog

ギロチングキング製作記(その9)

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あんなことがあったせいで先延ばしにしていた、ギロチングキングの撮影を済ませてきた。バラモンキングのときにも書いた気がするけれど、普段はパーツを分解した状態で作業しているため、たまにこうやって組み上げては全体のフォルムを確認する必要がある。その結果……顎の下に隠された“第2の顔”というギミックは諦めることにしました。

正直な話、これがやりたくて作り始めたような肝入りギミックではあるんだが、バグるみの残骸をベースに組み上げていることもあって、どうしても絵で描いたようなバランスにならなかったのである。今までに何回も書いてるように、もはやサメじゃなくてフグの怪獣みたいな体型だからね。まあ、デザイン画どおりにならないのはいつものことだ。

ただ、初期コンセプトを押し通すことによって、カッコ悪い怪獣になってしまっても本末転倒だ。まずはクールな四ツ足怪獣として完成させることを目指しつつ、なにか解決策を思いついたときに軌道修正すればいいだろう。で、とりあえず顎の下にも大きなギロチンを取り付けて、第2の顔を配置するために作った空間を埋めることに。むしろギロチン怪獣としては、そのほうが正解かもしれん。頭のツノ、あんまりギロチンに見えないしね。