大怪獣まんだら

GIGAN YAMAZAKI & WAGAYA FACTORY's blog

カブちゃん日記(その4)

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犬猫や熱帯魚などと比べて、昆虫は手がかからない生き物だ。特にカブトムシの場合、数日に1回くらいゼリーを替えてやれば、あとはもうすることがない。じっくり観察したければ、飼育ケースの壁面を綺麗にしてやったりする必要もあるが、本当にそのくらいだ。
ただし、オスとメスの同居生活については、ちょっと気を遣わねばならない。昆虫とはいえ、やっぱり相性みたいなものが存在するらしい。小学生のときに飼っていたカブトムシは、それこそ買ってきた晩にはギチギチと交尾を始めたもんだけど、ウチのカブふみときたら全然なのである。それどころかゴモラばりの角かち上げ攻撃を繰り返すもんだから、哀れメスカブちゃんは前脚が1本もげてしまった。どっちも不憫で見てられん……。

そこで最近は、ケースに仕切り板を入れて飼ってるんだけど、どうもメスカブちゃんの様子がおかしい。日がなずっと土中を潜り進んでいるのだ。実際に飼ってみると、意外とカブトムシは地面を掘るのが好きで、穴の中でじっとしていることが多いと分かったんだが、それともまた違う。もしかして卵を産みたいのか? つまり採取前に交尾を済ませていた個体だった? それでカブふみは気が立っていたのか? なんか、いろいろ繋がってきた。人間も昆虫も、童貞のときは処女を好むというわけだ。まあ、カブふみの子でないことが若干引っかからなくもないけれど、それでも待望の二世じゃないか。早速、大きな衣装ケースにエサとなる腐葉土を詰めて、メスカブちゃんを投入! そしたら案の定、奥へ奥へと潜っていった。しめた! たくさん孵化したら、来年のイベントで配っちゃうぜ?