大怪獣まんだら

GIGAN YAMAZAKI & WAGAYA FACTORY's blog

大怪獣お台場に現わる

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お台場ヴィーナスフォートで、株式会社ハミングバードが運営するドローンスクールにお呼ばれしてきた。ずっとやりたかった、子供向けイベントへの出張だ。どうもスクールのインストラクターさんが、先日の『大怪獣ショー with ザ・リーサルウェポンズ』に来てくれており、うちの怪獣に可能性を感じてくれたらしい。ショッピングモールであるヴィーナスフォートは、国籍問わずファミリー層が多い施設ということもあって、老若男女問わず様々な反応を見ることができるだろうという話も非常に魅力的だった。さして怪獣の興味のない人々が、どんなふうな目を向けてくるのか、そこは非常に気になるところだ。


ちなみにくだんのインストラクターさんは女性だったんだが、彼女に言わせると、バラモンキングもウイップ星人もギロチングキングも……果てはジョルジュ星雲人でさえ、“かわいい”らしい。我々の怪獣は、どちらかというと愛嬌のないほうだ。ジョルジュ星雲人に至っては、海外のB級映画に出てくるようなクリーチャーヘッドに、無理くり怪獣っぽいボディを充てがったものだから、かなり気持ち悪い顔をしているはずなのに。常々思っていることだが、日本の女性のかわいいに対するレンジは、男のそれよりも幅広い。そして、そのお蔭でこんな仕事が舞い込んできたわけで、まさに「かわいいは、正義!」。


で、今回持ち込んだ怪獣は、バラモンキングとウイップ星人。前者はドローンの試運転スペースに飾り、後者には床山皇帝(@Kaisel_Kaiser)が入って、サンドイッチマンとして客の呼び込みをするというプランだった。結果は、半分成功、半分失敗。確かに怪獣は目立つ。次から次に人が集まってきて、記念写真をねだられた。外人にも子供にもかまってもらい、ウイップ星人もゴキゲンであったのことよ。しかし、そこからドローンスクールへの集客に繋がらない。イベントの趣旨としては、カメラを搭載したドローンを操って、いろんな角度からバラモンキングを撮影したり、一緒に遊んだりするというものだったが、ただ写真だけなら店頭でウイップ星人と撮れてしまうのだ。難しいなあ、怪獣業!