大怪獣まんだら

GIGAN YAMAZAKI & WAGAYA FACTORY's blog

ジョルジュ上司製作記(その2)

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ギロチングキングの仕上げ作業とともに製作が始まった、ジョルジュ上司マスク。いよいよ色が乗りました。既存ボディに合わせてのカラーリングで、口吻周りはバルタン星人Jrを参考にしている。チャチい、チャチいとバカにされがちなバルタン星人Jrだが、実際のところは決して悪くない造形だし、なによりも塗装が素晴らしい。特にカッパーの使い方が巧みで、黒一色では間延びしそうな箇所をビシッと引き締めている。まさに匠の技だ。

で、肝心のアンテナは、ヨツコブツノゼミのツノをモチーフにすることにしたようだ。ツノゼミをモチーフにした怪獣怪人というと、彗星のブレドランくらいしか思いつくものがなく、セミ人間っぽいけどセミ人間ではないというキャラクター性にも合っている。*1 ただ、これだけ大きなツノになると危なっかしくてアクションは難しい。ほかの怪獣やヒーローとの戦闘シーンは旧タイプのジョルジュに任せて、こっちは一種の狂言回しとして使うのがよさそう。やっぱりサイコバルタン星人やドルズ星人みたいなポジションだね。

*1:ツノゼミは、セミではなくカメムシの仲間なのだ。