大怪獣まんだら

GIGAN YAMAZAKI & WAGAYA FACTORY's blog

ゲンちゃん日記(その2)

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水槽業界には、タンクメイトという言葉がある。コケや死骸、エサの食べ残しなどを処理させるため、メインとなる観賞魚に随伴して飼う大人しい水生生物を指す。小型のナマズや貝、エビなどが代表格であり、自分は定番中の定番であるヤマトヌマエビを選んだ。そもそもゲンゴロウの飼育に、タンクメイトなんてもの必要なのか? そこそこ大きな虫かごに放り込んで、適当な投げ込み式フィルターでも入れておけばいいのではないのか?


そんな疑念も尽きなかったのだが、ゲンゴロウと同様にジオリウムにも興味津々だったのである。ジオリウムとは、ジオラマ要素をより強化したアクアリウムのこと。クメン内乱から百余年、近隣の開発により水没した熱帯雨林に放置されたATの残骸は、巨大な水生昆虫たちの巣窟と化していた……みたいなシチュエーションで作ってみたい。もちろん、ゲンゴロウ→ダイビングビートル→『装甲騎兵ボトムズ』のクメン編という連想だ。


で、ジオリウムを制作する以上、それなりのサイズの水槽は必要だ。ゲンゴロウだって、狭い虫かごより広い水槽のほうが住心地もよかろう。それに総水量が多ければ多いほど、水質も安定しやすいに違いない。大食漢のゲンゴロウは、水を汚すスピードも早いと聞くし、そうなるとやっぱりタンクメイトは必要だ。今のところ、ゲンゴロウ以外の水生昆虫を購入する予定はないが、節足動物縛りで生体を増やしていくのも楽しそう。まずはヤマトヌマエビを10匹、それからゲンゴロウを6匹だ。さあ、盛り上がってまいりました!