大怪獣まんだら

GIGAN YAMAZAKI & WAGAYA FACTORY's blog

ウーミン星人製作記(その2)


ボーズ星人の我が家ver.として進めていたウーミン星人(仮)だが、これがなかなかどうしてまとまらない。元になったダントスは、後輩のぱしみ(@nicesharp)くんのセンスと前屈みの姿勢を貫き通したアクターの頑張りによって、奇跡的なバランスを保っていた。しかし直立型の宇宙人としてアレンジするには、あまりに頭が大きすぎるのだ。『ウルトラファイト』のテレスドンみたいになったら、愛らしいと思ったんだけど……。


ちなみに今回は、ジャージにウレタンを盛り付けるという手法をとっている。つまり上下セパレートになっていて、その繋ぎ目を隠すために魚卵を模したブツブツを敷き詰めたというわけだ。グツグツと煮えたぎる溶岩ボディで暖められた固ゆで卵をちぎっては投げ、ちぎっては投げというイメージ。レオ怪獣を目指すならば、もっとシンプルにすべきだったかもしれないが、どこかしらに超獣っぽいパーツが付いてるほうが我が家工房らしい。


まあ、そんなこんなで形にはなってきた。ただ、なんとか頭と釣り合いを取ろうとした結果、随分と太ましい宇宙人になってしまい、シャープな印象を持つ顔立ちとのギャップが甚だしい。大きな尾ビレを追加したり、肩や腰からヒレを生やしてみたりもしてみたけれど、う〜む。ヨコプロやヤマプロのパチモン怪獣のようなコラージュ感が拭えないというか、端的にカッコよくない。相変わらずの行き当たりばったりが、今度は裏目に出たか。


床山皇帝(@Kaisel_Kaiser)も、こちらの浮かない顔を見て察したらしい。いっそのこと頭を新造してみてはどうかと提案してきた。ちゃぶ台返しもいいところだけど、この方向性で無理やり完成させても後悔が残る。ダントスの流用改造は、やはり生みの親であるぱしみくんに任せて、ムチもヒレも取っ払って、こいつはまったく別の宇宙人にしたほうがよさそうだ。肩が出っ張ってるから、カーリー星人の我が家ver.もいいかもしれんね。なお、何故そこまでレオ怪獣にこだわるのか、それは誰も知らない大宇宙の謎である。