大怪獣まんだら

GIGAN YAMAZAKI & WAGAYA FACTORY's blog

Darkness, No Parents!


マテル時代は、その前身ともいえるDC SUPERHEROSとDC UNIVERSE CLASSICSも含めてちょこちょこ買ってたDC MULTIVERSEだが、3年前にマクファーレン・トイズが製造&販売を担当するようになってからは距離を置くようになっていた。マクファーレン・トイズのことだからゴリゴリにハードなアレンジをするんだろうという予想こそ外れたが、基本サイズが6インチから7インチに切り替わる点が大いに引っかかったのだ。まあ、看板である今のスポーンが7インチなので、それに合わせた格好なんだろう。でもフィギュアなんてものは、同一規格のものをズラッと並べてナンボじゃないか。かつてMARVEL LEGENDSの製造ラインが、トイビズからハズブロに切り替わったときには受け入れるのに10年くらい掛かったもんだけど、今回もそこで一気に冷めてしまった。

例によって、前置きが長くなった。いろいろ言ってたけど、ついに我慢できなくなって、マクファーレン・トイズ版DC MULTIVERSEを買っちゃった。これからどんどん買っていくぜ!というハナシである。元々、激レア激ヤバ即ゲットジェネレーションズであるからして、トッド・マクファーレンもマクファーレン・トイズも大好きなのだ。上の世代はメビウスメビウスと言うけれど、自分らはジム・リー、ロブ・ライフェルド、そしてマクファーレンで決まりだ。*1 あのグチャグチャした変な銃器を、何度マネして描いたことか。ジム・リーはともかく、マクファーレンもライフェルドも決して絵のうまいアーティストではないんだが、バカなティーンエイジャーの心を掴んで離さない壮絶なカッコよさがあった。あの絵が描けるようになりたかった。ララァなら分かってくれるよね?

さて。DC MULTIVERSEの話題に戻るけど、このシリーズはコミックのみならず、映画、ドラマ、アニメ、ゲームなどのキャラクターもラインナップするというコンセプト。マクファーレン・トイズに移ってからは、原典のビジュアルにより忠実な仕上がりとなっており、流石の造形力を見せつけてくれる。で、そうなると欲しくなってくるのが、マクファーレンの描くバットマンだ。そう、スポーンみたいなバキバキマントのバットマン*2 しかしマクファーレン版バットマンで検索してみたところ、あからさまにコレジャナイバッツがヒットする。いや、これも肩の感じはいいんだけど、マントが短過ぎてお話にならん。どうしちゃったんだよ、マクファーレン……と思ったら、『バットマン:イヤーツー』版として出てるじゃん! これだよ、これ。これが欲しかったの。えっ、リーパーも出てるの? 相変わらず物欲の導線が巧みすぎるぜ、マクファーレン!(所要時間18分)

DC Multiverse: 7 Inch Action Figure - #090 Batman [Comic / Batman: Year Two] / McFarlane Toys

*1:次点でグレッグ・カプロ。以前、『僕のヒーローアカデミア』の堀越耕平さんにインタビューさせてもらったとき、お気に入りのアーティストとして彼の名前を挙げていて、分かるぜ~同世代!って感じがしましたね。

*2:数年前、DCコレクタブルズのBATMAN BLACK&WHITE STATUEシリーズにラインナップされてたんだけど、ちょっと高くて手が出せなかったのだ。いっぱい揃えられないしね。