大怪獣まんだら

GIGAN YAMAZAKI & WAGAYA FACTORY's blog

龍飛変幻ならず


いよいよツイッターがヤバそうなので、新たなSNS……ではなく、ブログに戻ってきた。大した宣伝効果は期待できないけれど、とりあえずここを見れば、ガイガン山崎の生存確認ができます。たぶん。で、本題は最終回を迎えた『機動戦士ガンダム 水星の魔女』。蛇の道は蛇で、だいぶ前から企画の概要は伝え聞いてたんだが、ロボットアニメmeets『花より男子』といった印象で、正直そんなにワクワクするものは感じられなかったのよね。一方でお手並み拝見じゃないけど、この如何にも食い合わせの悪そうなブツをどう捌いてみせるのかという興味もあった。で、いざオンエアが始まってみたら、『炎の転校生』というか『少女革命ウテナ』というか、やや変化球の学園ものになっており、そりゃあそうだよなと納得しつつ、ちょっとガッカリしたのも憶えてる。でもまあ、これはこれで面白いじゃない!と好意的には捉えてて、ガンプラもいくつか購入させてもらいましたよ。ディランザなんか、全種類組んじゃったもんね。やっぱり形部一平だぜ!*1

しかし結局、最後までビックリさせられることはなかったな。プロローグも含めた序盤数話で、やがてオカンと激突すること、主人公はクローンの類であり、エアリアルこそが真の娘であることが早々に見える以上、後半にどんでん返しがある*2 と思ってたんだが、特に何もなかったのは拍子抜けだ。変な話、主なキャラクターが出揃えば、それぞれがどう動くかってのは、ある程度決まってくる。たとえば番長*3 なら、従順な弟が反旗を翻してくるし、どこかで噛ませ犬を脱してスカシに落とし前をつけるだろうし、最終決戦でまたディランザに乗り込んで活躍してくれたらアゲアゲでしょ。これはもう、ある種の既定路線。だからこそメインのストーリーラインに捻りが欲しいところなんだけど、それは流行りのつくりじゃないのかも。今のアニメファンは、意外性を求めていない。でも〝毒親からの自立〟というテーマと地球圏の独立を重ねて、そこに目新しいSF的ギミックを組み合わせるくらいはして欲しかったからね、からよ、からさ。まあ、致し方なし。やっぱりキャラもので2クールは短すぎる。寄り道とか全然できないもの。(所要時間13分)


HG 1/144 ディランザ (グエル専用機) / BANDAI

*1:ザクⅣやギガッザムなんかは受け入れがたいものがあったけど、基本的に形部デザインのメカは、ゴツゴツバキバキしていて大好きなのだ。ちなみに買ったのは、ディランザ(グエル専用機)、ディランザ×2、ダリルバルデ、ディランザ・ソルの計5体。たぶん、ガンダム・シュバルゼッテも見掛けたら買うことでしょう。

*2:同じカテゴリーの最も優れたタイトルを比較対象に挙げるのはフェアじゃない気もするが、これがクロスボーン・ガンダムシリーズだったら、ラストまでに2、3回は「そう来たか!」って感心させられるんだよな。

*3:グエル・ジェタークのこと。もうおじさんだから、メカの名前しか憶えられないのだ。眉毛、タカビー、番長、強化人間その1&その2、スカシ、あーし、マジーヌ、それ以外……。