大怪獣まんだら

GIGAN YAMAZAKI & WAGAYA FACTORY's blog

ほぼ一日一怪獣(首長竜搬送車)


スペクトルマン』でも数少ない一話完結エピソード、「怪獣マウントドラゴン輸送大作戦」。主役のマウントドラゴン自体は、ただ単にツノを生やしただけのカミナリ竜で、『アイアンキング』のトンガザウルスとどっこいどっこいの素朴なルックスなんだが、実物大のモデルをトレーラーに載せて運ぶシーンのインパクトもあって、特撮ファンの間でもよく話題に挙がるエピソードではある。元ネタの『怪獣ゴルゴ』然り、のちの『小さき勇者たち 〜ガメラ〜』然り、怪獣とトレーラーという未知と既知の存在の組み合わせの妙が、男の子のセンス・オブ・ワンダーを掻き立てるのだろう。


で、そんな光景をオモチャにしたものが、トミカの首長竜搬送車だ。あまりにもぞんざいな載せ方が気になるものの、従来の恐竜搬送車T-REX)や動物搬送車(パンダ)にはない説得力が感じられたのは、マウントドラゴンを彷彿とさせるからだろうか?
一応、パッケージには「首長竜の展示物を搬送しているイメージをしたトミカのオリジナル車両です」とあり、ネッシーを捕まえたとか、侵略宇宙人の兵器だとか、そういった素頓狂なシチュエーションを想定したものではないらしい。ちなみに首長竜の首は軟質素材で、ヒレも可動式。トレーラーから外して遊ぶこともできる。なんだか不思議なトミカだが、男の子にとっては一石二鳥、ひと粒で二度おいしいナイスオモチャだ。


トミカ No.137 首長竜搬送車 / タカラトミー