大怪獣まんだら

GIGAN YAMAZAKI & WAGAYA FACTORY's blog

ディオニス製作記(その2)


床山皇帝(@Kaisel_Kaiser)から上がってきたディオニスの初稿は、如何にも彼らしいムチムチ具合で、当初はウエットスーツでいこうと思ってたけど、『超光戦士シャンゼリオン』のザ・ブレイダーよろしくウレタンで作るのもいいかもしれない。そういえば、あいつも緑色のマッチョマンで髪の毛が生えてた……って、なんで髪の毛が生えてるの!? 流石に気になって床山皇帝に尋ねたところ、メロスの兜を意識したものらしい。どういう理屈で附物が遺伝するのか分からんが、“メロスの息子”ってのは裏設定でもなんでもなく、あくまでもデザインの取っ掛かりなので、これはこれでいいか。ただ、額の飾りはアクションの邪魔になりそうだからオミットしたいなあ。そんなことを考えてたら、いつの間にか半年経っていた。ダメだ、どうしてもヒーローだとモチベーションが上がらない!


そこで知り合いのイラストレーターである金子大輝(@taikikaneko1989)さんに、オリジナルヒーローをデザインしてみる気がないか水を向けてみた。夏頃にいろいろあったせいか、*1 今後は版権ものだけでなく、オリジナルも手掛けてみたいと呟いていたのを見掛けたからだ。ちょうど去年の暮れくらいに打診したんだったかな。やっぱり餅は餅屋、ヒーローはヒーロー好きに任せたほうがよかろう。で、向こうも興味があるとのことで、しばらくしたら検討ラフ(右図)が送られてきた。う~ん、ちょっと違うかなあ。床山皇帝の初稿から90年代ヒーローテイストを拾ってきて、彼なりに換骨奪胎してくれたのは分かるんだが、いまいち巨大ヒーローに見えない。白というメインカラーも、汚れが目立ちそうでいまいち現実味がないような気がする。特に床山案は気にしなくていいと言ったものの、緑色のメロスっぽいヒーローというコンセプトは残したほうがいいのかも……。

*1:よく知らない人は、「金子大輝 炎上」でググってヤフれ!