大怪獣まんだら

GIGAN YAMAZAKI & WAGAYA FACTORY's blog

ギロチングキング製作記(その8)

f:id:gigan_yamazaki:20190408162228j:plain
これぞ正統派といった面構えの四ツ足怪獣が、ガバッと立ち上がることで恐獣まがいの醜悪な正体を現す――。それが、ギロチングキング(仮)のビジュアルコンセプトだ。まあ、あんなに背中を突起物だらけにしておいて、どこが正統派なんだという声が聞こえてきそうだが、どことなく成田亨を思わせる幾何学的なラインのツノに、いかにも高山良策っぽい眠そうな目を組み合わせれば、強引に正統派として押し切ることができるだろう。

確かにそんな話をしていたはずなのに、うっかり手が滑ってエンマーゴの目を付けてしまった! いや、最初はちゃんとスカイドンとかザンボラーみたいな目を考えていたんだ。でもなんかパンチがないというか、安っぽく見えてしまったというか。結局、ふたりで怪獣図鑑を眺めながら、サドラみたいな目しようか、ブラックキングにしようかなんて話し合ってるうちに、どんどん時代が下っていってエンマーゴへと辿り着いた次第。ただ、このちょっと下顎が出てる感じは、高山良策っぽくないかしら。焼け石に水ですか?