大怪獣まんだら

GIGAN YAMAZAKI & WAGAYA FACTORY's blog

この世は闇の一人勝ち


ウルトラシリーズガンダムシリーズの美味しいところは、きちんと敵側のキャラクターも商品化されるところにある。人の趣味はそれぞれだが、イイモンばかり並べたところで面白くもなんともない。平成ライダーの場合、いわゆるダークライダーが登場することが多いため、なんとなく正義と悪の図式で飾ることもできるが、問題はスーパー戦隊シリーズだ。ヒーロー側の商品点数が多いこともあって、たま〜に大幹部や戦闘員、巨大ロボが発売されればいいほうで、ゲスト怪人なんて夢のまた夢……。


しかし、我らがアメリカ合衆国ではやってくれる。スター・ウォーズシリーズ然り、アメコミ然り、とにかく数を揃えてナンボの世界であるからして、パワーレンジャーシリーズも例外ではない。ドーラモンスターやマシン獣のアクションフィギュアが欲しければ、来世に期待して自殺するかeBayで落札しまくりましょう。もっとも、あちらも最近は大幹部と戦闘員くらいしか出してなかったんだが、最新作『Power Rangers Dino Charge』≒『獣電戦隊キョウリュウジャー』では状況が一変。ざっとこんな感じである。

43206 Villain Fury(怒りの戦騎 ドゴルド
43207 Villain Vivix(ゾーリ魔)
43216 Villain Sledge(オリジナルキャラクター)
43218 Villain Wrench(哀しみの戦騎 アイガロン
43219 Villain Curio(楽しみの密偵 ラッキューロ
43220 Villain Ice Monster(デーボ・ヒョーガッキ)
43221 Villain Slammer(デーボ・ローヤローヤ)
43222 Villain Spellbinder(デーボ・ドロンボス)
43223 Villain Sting Rage(デーボ・ウイルスン)
43224 Villain Puzzler(デーボ・ココドーコ)
43225 Villain Bones(デーボ・ホネヌッキー)
43226 Villain Vivizord(巨大ゾーリ魔)
43243 Villain Snide(ネオガイルトン)


女子キャラのポイサンドラ(キャンデリラ)が商品化されてない辺り、非常に分かりやすいですね。こちらのデーボス一味は、カオスではなくスレッジなる宇宙の賞金稼ぎが頭を張っており、デーボモンスターもスレッジに捕らえられた賞金首エイリアンという設定だ。第2シーズン『Power Rangers Dino Super Charge』では、スナイド(ネオガイルトン)がメインヴィランになるようで、こういったラインナップになっている。
海外コレクターのサイトを見ると、デーボ・シノビンバやデーボ・スポコーンの商品化も決定しているらしい。どうせだったらデーボ・ナガレボーシも出して欲しいところだけど、今後の展開が楽しみなシリーズだ。


Power Rangers Dino Charge FIGURES/BANDAI