大怪獣まんだら

GIGAN YAMAZAKI & WAGAYA FACTORY's blog

7月のお仕事

ガイガン山崎+齋藤貴義 怪獣プロジェクト - 怪獣チャンネル

今日から君も、怪獣のプロだ――。
夕方の6時過ぎ、いつも12チャンを点けると、ザラブ星人に似た声のオジさんがそう語りかけてきた。
当時、僕はまだ4歳である。素直な子供である。だから確信した、俺は怪獣のプロなのだ。生ける怪獣コンピューターなのだ。
あれから二十余年、僕は怪獣のことを書いたり喋ったりして暮らしている。まさしく怪獣のプロだ。
君も『怪獣チャンネル』を聴いて、怪獣のプロになろう!


#001「ゴジラ(ゴジラシリーズ)」f:id:gigan_yamazaki:20190130013052j:plain
#038「モチロン(ウルトラマンタロウ)」f:id:gigan_yamazaki:20190130013052j:plain
#071「タイラント(ウルトラマンタロウ)」f:id:gigan_yamazaki:20190130013052j:plain
#086「ミラクル星人(ウルトラマンタロウ)」f:id:gigan_yamazaki:20190130013052j:plain
#097「ムルロア(ウルトラマンタロウ)」f:id:gigan_yamazaki:20190130013052j:plain
#106「ネロンガ(ウルトラマンZ)」f:id:gigan_yamazaki:20190130013055j:plain
#107「イチロー(キカイダー01ウルトラマンZ)」f:id:gigan_yamazaki:20190130013055j:plain
#108「テレスドン(ウルトラマンZ)」f:id:gigan_yamazaki:20190130013055j:plain
#109「一文字隼人(仮面ライダー)」f:id:gigan_yamazaki:20190130013055j:plain

ウルトラマン公式アーカイブ ゼロVSベリアル10周年記念読本

ウルトラマン公式アーカイブ ゼロVSベリアル10周年記念読本

  • 発売日: 2020/07/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

メディア芸術カレントコンテンツ
世界に息づく怪獣王(ゴジラ)の遺伝子 第1回「What is KAIJU?」
世界に息づく怪獣王(ゴジラ)の遺伝子 第2回「海を渡った怪獣たち」
世界に息づく怪獣王(ゴジラ)の遺伝子 第3回「アメリカとゴジラ」
世界に息づく怪獣王(ゴジラ)の遺伝子 第4回「KAIJU総進撃」
ゲームに息づく怪獣王(ゴジラ)の遺伝子 前編「怪獣なくしてポケモンなし、ポケモンなくして……」
ゲームに息づく怪獣王(ゴジラ)の遺伝子 後編「ゲームが示す怪獣の未来」

2020年07月05日(日)
クラウド閉店!andリニューアル旧在庫売りつくしSALE

 OPEN 11:00 / CLOSE 19:00
 会場 新宿コムロビル8階


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2020年07月8日(水)
熱波!地熱ナパーム倶楽部 in 渋谷

 OPEN 19:00 / START 19:30
 リアルチケット¥1,500 (+ドリンク代)
 配信チケット¥1,500
 ※予約はwebにて。
 会場 LOFT9 Shibuya


です今!
ーーー誰も経験したことのない、夏が来る。ーーー
ソーシャルにディスタンシングしていても滲む汗、蒸れるマスク…。
炎天下の人混みの中では、目に見えない感染への恐怖も相まって苛立ちが倍増するというのは仕方のないことです。
でも俺ら[地熱]は、そういう不快な"暑さ"ではないんで大丈夫!
地中奥底から吹き出す”熱さ”でもって海をフットーさせ、アスファルトどころか大地そのものを健康的に溶かすのです。
つまりは、この夏を快適に過ごすための、ひとつの『気づき<ヒント>』を得て貰えれば、こんなに嬉しいことはありません。
地熱ナパームはいつもあなたとともにあります。


“地熱ナパーム倶楽部とは”
漫画や特撮、爆発や怪獣怪人などのジャンル系専門家たちが集まり、各自が最近見たり買ったりした面白サムシングを紹介したり、気になるテーマを掘り下げて洞察し、結論めいたものを出したり出さなかったりしつつ、それぞれ専門分野以外のいわゆる“世間”に対しても積極的に(口から)絨毯爆撃を行うことも辞さない決意を示す集団です。
The Event Formerly Known as Asurajigoku(かつて阿修羅地獄として知られたイベント)でもあります。


【出演】
ガイガン山崎(暴力系エンタメ専門ライター/水槽狂皇)
四海鏡(石ノ森章太郎ファン/本の編集)
【第37回(通算)ゲスト】
高遠るい(おげれつ漫画家/怒りの呪術師)※皆勤賞


レッド・アンド・ブルー

ここ数年、ずっと気になっていることがある。レッド族とシルバー族について、多くのファンが誤った認識を持っている件だ。さらにブルー族まで話を広げると、円谷プロですら勘違いしている節がある。まあ、後者に関していえば、その発端に誤解があろうがなかろうが、現行設定こそが公式であり、こっちのほうが正しいんじゃい! みたいな話をしたいワケではない。ただ、いにしえの大伴昌司イズム、あるいは学年誌主導で紡がれた諸設定を愛する人間のひとりとして、過去の資料から得た情報をまとめておくべきではないかと思っただけだ。もちろん、自分とてウルトラのすべてを網羅しているはずはないので、さらに追加すべき情報や間違いなどがあれば、コメント欄から指摘していただきたい。


最初に書いておきたいのは、セブン型のウルトラ戦士をレッド族、マン型をシルバー族と呼んでいませんかということ。まあ、あながち間違いでもない。かたおか徹治の名作『ウルトラ兄弟物語』にてセブンとともに討ち死にしたレッド族の猛者たちは、いずれもセブン型……要するに六角形の目をしており、『ウルトラ一族の大反乱』に登場するレッド族の戦士ジュピターもまたセブン型だった。当時の作り手の共通認識として、セブン型≒レッド族というものはあったのだろう。しかし、実際にレッド族と明記されているウルトラ兄弟は、セブンただひとりなのだ。少なくとも自分の知る限りでは、タロウやレオもレッド族であると書かれた記事は存在しない。マン型のレッド族もいるのではないか?*1


そもそもレッド族とシルバー族の初出は――例によって自分の知る限りでは――『ぼくら』昭和43年10月号の特集記事「さようならウルトラセブン」である。ざっくりまとめると、光の国にはレッドマン系とホワイト系というふたつの人種がおり、勇士階級のレッド族、知識階級のシルバー族、事務や計算が得意なホワイト族、力仕事が得意なブルー族という4つの国家を作っている。ホワイト族は白い身体、ブルー族は青い身体を持ち、セブンはレッドマン系のレッド族で、ウルトラマンはシルバー族。まあ、こんな感じだ。おそらくウルトラマンゾフィーがホワイト系なのだと思われるが、そのことについては触れられていない。ちなみにブルー族とホワイト族は、セブンと同じ顔で描かれていた。


で、この大伴昌司由来の設定は、第二次怪獣ブームにおける学年誌主導のそれにも受け継がれるが、よりシンプルなものになっていった。まずレッドマン系、ホワイト系という大きな括りがオミットされ、種族ごとに異なる国に住んでいる設定もなくなった。ただし、強くて勇気があるレッド族、頭のいいシルバー族、計算が得意なホワイト族、力持ちのブルー族という部分は変わらず、新マンもシルバー族であると説明されている。さらにレッド族は、光の国の武士の仲間とも書かれていて、人種的な区分というよりも士農工商のような階級制度に近いニュアンスで考えられていたようだ。また、記事の挿絵ではマン型のブルー族が描かれており、種族ごとの体色の違いについての記述も曖昧になってくる。


そして体色について、この時期に新たなる設定が登場する。ウルトラ族の一般市民や宇宙警備隊の訓練生は、銀の身体に青いライン、あるいは緑のラインなどが走っており、正式な宇宙警備隊員になると身体の色を赤に変えるのだという。赤は、宇宙警備隊のユニフォームなのだ。元々、ウルトラ族は身体にぴったりした服を着ているという古い設定があるのだが、それを推し進めた格好といえよう。今風に解釈するならば、タイプチェンジだろうか。レッド族、シルバー族と比較するとマイナーな設定だったが、*2ウルトラマンメビウス』第8話「旋律の捕食者」にて、ミライの「君の青い身体……宇宙警備隊員でない君が、何故この星で戦っているんだ!」というセリフとともに突如復活を遂げる。


ヒカリは宇宙警備隊ではなく、宇宙科学技術局で働いていたから青い身体のままだったのだ。現在も閲覧できる公式サイト内のWEBメビナビでも、その旨が書かれている。だが、当時の『フィギュア王』だったと思うが、ヒカリだかツルギだかに「見ての通りブルー族だ」というようなキャプションが添えられていたのである。これが公式の資料に基づく記述だったのか、担当ライターの思い込みで書かれたものだったのか、今となっては分からない。自分自身、まだぺーぺーの学生ライターだったので、ウルトラ関係の原稿を書いたことがなく、プレスリリースなどに目を通せる立場でもなかったのよね。まあ、別にヒカリがブルー族であっても問題はない。力持ちの科学者なんて、世の中には大勢いる。


そんなこんなでレッド族、シルバー族、ブルー族、そして宇宙警備隊は赤い身体という裏設定は、今や映像作品にも反映される堂々たるオモテ設定となった。もっともレッド族とシルバー族は戦闘が得意で、ブルー族は頭脳明晰と一部設定が改められたりはしている。*3 先述したように意外と歴史ある設定なので、ここは弄って欲しくなかったというのが正直なところだけど、ブルー族とホワイト族が、それぞれブルーカラーとホワイトカラーからの安直な発想だったことを考えると、時代に合わせた変化ともいえるかもしれない。まあ、児童誌発信の設定は、このイージーな感じがいいんだけどね。光の国では8千歳になるとウルトラ学校に入学するとかさ。なお、この設定がまだ生きてる場合、ゼロもタイガもゼットも未就学児童ということになります。地球なんか来てる場合じゃねーだろ!


プレイヒーローVSウルトラマン対決セット激闘の覇者編 赤色火焔怪獣バニラ / BANDAI

プレイヒーローVSウルトラマン対決セット ゼロ、新たな力編 青色発泡怪獣アボラス / BANDAI

*1:チャイヨープロのウルトラマンエリートは、ムエタイ風の宇宙拳法を得意とするレッド族の戦士と設定されていた。まさにマン型のレッド族だ。まあ、現在ではいなかったことにされてる人ですが……。

*2:平成11年に発行されたムック『帰ってきた帰ってきたウルトラマン』内の円谷一夫社長(当時)インタビューでは、「誰に聞いても『そんなのあったっけ』って言われちゃうんです。私が言うのも変ですが、よかったら、それ調べてみてくださいよ。絶対にいるはずですから、緑色のウルトラマン!」「わかりました(笑)」と、完全に与太話扱いされていた。

*3:ひょっとすると、青い身体のヒカリはブルー族→ブルー族はヒカリのように頭が切れる連中揃い→トレギアもブルー族! みたいな勘違いから始まった連想ゲームで、徐々に徐々に変わっていったのかもしれない。しかしヒカリ、本当に『メビウス』当時からブルー族設定だったのかなあ。そこら辺、いまいちよく分からないままなのだった。

早過ぎた葬送曲

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どうしたことだろう……なんて狼狽えるのも失礼な話だけど、第3話を迎えてもなお『ウルトラマンZ』が面白い。特にゴモラの扱いがよかったね。『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』も『ウルトラマンX』も好きな作品だが、完全に定着しつつあったゴモラのベビーフェイスっぷりに抵抗感がなかったといえばウソになる。今回も適当に懲らしめられたところで、当初の予定通り無人島に運ばれるんじゃないかと、最後までハラハラしちゃったぜ。本当に安心した。この番組のスタッフは、ちゃんと比類なき驚異として怪獣を描こうとしている。仮に覚醒する可能性が0.1%以下でも人里から隔離しなくてはいけないし、いざ目覚めてしまったら問答無用で爆殺。*1 やっぱり人間と怪獣の関係性は、このくらい抜き差しならないものでないと、ウルトラの世界観が根底から覆ってしまう。


ただ、『Z』のゴモラに対して、憐憫の目を向けることが間違っているとも思わない。かつてゴモラが善玉へと転向することができたのも、元々持っていた悲劇性ゆえだろうし、そもそも怪獣ってのは可哀想なものなんだ。コング然り、ギルマン然り、初代ゴジラ然り、圧倒的な力を誇りながら、同時に人間の都合に振り回され、最後は滅ぼされてしまう。どうして彼らは倒されなくてはならないのか? 邪悪だから? 否、怪獣だからだ。フジ隊員の言葉を借りるならば、「姿形があたしたちと違い、力がありすぎる」からだ。クマやワニだって、街中に出てきたら駆除しなくてはいけない。まあ、猛獣であれば、生息域に戻したり、動物園で飼育することも可能かもしれないが、そうもいかないのが怪獣だろう。人智を超えた存在である怪獣を、人間が管理しようなんて土台おこがましい話だ。


ウルトラマンコスモス』のTVシリーズが始まったとき、これは子供の教育に悪いなんて冗談を言ったものだけど、実際にそういう側面もあったように思う。たとえばゴメスとリトラが、ペギラザンボラーが同じ場所で生活できるのか?*2 よしんばうまく住み分けることができたとして、そこにレッドキングあたりを放り込んだら一発で台無しじゃないの。だいたい50mを超す連中を、小さな島々に押し込めること自体がナンセンス。あれは結局、自分の手を汚したくない人々の自己満足にしか見えなかった。もちろん、『コスモス』には『コスモス』の世界観があるからいいんだが、やはり現実の常識や倫理観からは逸脱しているところがあり、別の作品にまで持ってきていい感覚ではなかろう。ゴモラは、どうしたって倒さなくちゃいけない。むしろ倒すことで、一度は怪獣帝王にまで登りつめた彼の“格”を維持できるんだ。念仏を唱えるか? 俺は十字を切るよ!*3


プレイヒーローモンスター ウルトラマンモンスターズ 2nd battle セブンガー / バンダイ

ウルトラファイト スーパーアルティメットBOX 特典フィギュア ゴモラ/ ユニバーサルミュージック

*1:おそらく無事に輸送が完了したとして、ゴモラは24時間体制で監視され続けることだろう。そして万が一にも覚醒しようものなら、スフラン島付近に停留している地球防衛軍の艦砲射撃によって排除される――。『Z』のリアリティラインを考えると、最初からそういう作戦だったのではなかろうか?

*2:実際、リドリアスとゴルメデは天敵同士という設定だったはずだ。ちょっと離れた島で管理しておけばいいという話でもないだろう。リドリアスは飛べるし、ゴルメデは地中を掘り進むことができるのだから。

*3:どうしてこんな話をしたのかというと、若いウルトラファンの「ゴモラは殺さず、無人島に連れていってやるべきだった」という意見を目にしたからだ。『コスモス』ならそれでいいかもしれんけど……。そもそも現代と1億5000万年前では、気温も酸素濃度も違いすぎる。花粉にすら苦しんでいたゴモラが、無人島で穏やかに過ごせたかというとはなはだ疑問である。

6月のお仕事

ガイガン山崎+齋藤貴義 怪獣プロジェクト - 怪獣チャンネル

今日から君も、怪獣のプロだ――。
夕方の6時過ぎ、いつも12チャンを点けると、ザラブ星人に似た声のオジさんがそう語りかけてきた。
当時、僕はまだ4歳である。素直な子供である。だから確信した、俺は怪獣のプロなのだ。生ける怪獣コンピューターなのだ。
あれから二十余年、僕は怪獣のことを書いたり喋ったりして暮らしている。まさしく怪獣のプロだ。
君も『怪獣チャンネル』を聴いて、怪獣のプロになろう!


#001「ゴジラ(ゴジラシリーズ)」f:id:gigan_yamazaki:20190130013052j:plain
#038「モチロン(ウルトラマンタロウ)」f:id:gigan_yamazaki:20190130013052j:plain
#071「タイラント(ウルトラマンタロウ)」f:id:gigan_yamazaki:20190130013052j:plain
#086「ミラクル星人(ウルトラマンタロウ)」f:id:gigan_yamazaki:20190130013052j:plain
#097「ムルロア(ウルトラマンタロウ)」f:id:gigan_yamazaki:20190130013052j:plain
#105「セブンガー(ウルトラマンZ)」f:id:gigan_yamazaki:20190130013055j:plain

ニュータイプ 2020年7月号

ニュータイプ 2020年7月号

  • 発売日: 2020/06/10
  • メディア: 雑誌

メディア芸術カレントコンテンツ
世界に息づく怪獣王(ゴジラ)の遺伝子 第1回「What is KAIJU?」
世界に息づく怪獣王(ゴジラ)の遺伝子 第2回「海を渡った怪獣たち」
世界に息づく怪獣王(ゴジラ)の遺伝子 第3回「アメリカとゴジラ」
世界に息づく怪獣王(ゴジラ)の遺伝子 第4回「KAIJU総進撃」
ゲームに息づく怪獣王(ゴジラ)の遺伝子 前編「怪獣なくしてポケモンなし、ポケモンなくして……」
ゲームに息づく怪獣王(ゴジラ)の遺伝子 後編「ゲームが示す怪獣の未来」

2020年06月5日(金)
【有料配信イベント】電脳!地熱ナパーム倶楽部

 START 20:00
 視聴チケット¥1,500
 ※予約はwebにて。
 会場 NAKED LOFT


緊急事態宣言、解除!

生きているうちに、政府からこんな発表を受けることになるとは思っていませんでした。

ウィルスの蔓延、大都市の閉鎖。
東日本大震災でも感じた“人生に二度とないような事案”を、こんな立て続けに目の当たりにすることになるとは誰も思っていなかったのではないでしょうか?
「地熱ナパーム倶楽部」のページを見てくださっているような皆様におかれましては、この外出自粛をポジティブに捉え、未見の過去作に向き合うなどとして前向きに過ごしてくれていたのではないかと信じています。

いわゆる“オタク業界”に身を置く地熱メンバー(出演者)の皆様は、この期間に何をして、どう感じていたのか?
時事ネタ、近況を報告し合うことも大きなテーマであるこのイベント。

いつも通り、世界で起こったあんな事件やこんな事件のワガママ独自解釈解説に加え、それぞれの業界はどう変化していくのか? という未来予想も……。
とはいえ固すぎず、柔らかすぎない絶妙なバランスで、この“コロナ世界線を笑顔で生き抜こう! という知恵と勇気を得られたような気分になってもらいたいものです。


“地熱ナパーム倶楽部とは”
漫画や特撮、爆発や怪獣怪人などのジャンル系専門家たちが集まり、各自が最近見たり買ったりした面白サムシングを紹介したり、気になるテーマを掘り下げて洞察し、結論めいたものを出したり出さなかったりしつつ、それぞれ専門分野以外のいわゆる“世間”に対しても積極的に(口から)絨毯爆撃を行うことも辞さない決意を示す集団です。
The Event Formerly Known as Asurajigoku(かつて阿修羅地獄として知られたイベント)でもあります。


【出演】
ガイガン山崎(暴力系エンタメ専門ライター/水槽狂皇)
四海鏡(石ノ森章太郎ファン/本の編集)※リモート出演
【第36回(通算)ゲスト】
高遠るい(おげれつ漫画家/怒りの呪術師)※皆勤賞
山本賢治(漫画家/地熱ナパーム名誉観客)
前田久(狂犬アニメライター)


2020年06月21日(日)
特撮大百科トークライブ番外編
権威なき怪獣うろ覚えお絵描き10本勝負!

  OPEN 15:00 / START 16:00
 配信チケット¥2,000
 観覧チケット¥2,000
 ※予約はwebにて。
 会場 LOFT PLUS ONE WEST


怪獣・特撮に精通した専門ライター、怪獣好きな漫画家や作家は、資料を見ずに怪獣が描けるか?
権威を示すか、大トンチキをやらかすか、大トンチキの方に乞うご期待!


【出演】
木原浩勝(作家)
馬場卓也(作家 司会)
藤村 太(キャスト企画制作 司会)
【リモート出演】
ガイガン山崎(“暴力系エンタメ” 専門ライター)
山本サトシ(漫画家)
中村 哲(特撮ライター)


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2020年05月18(月)~06月30日(火)
怪獣(カッコいい)はつくれる!!展

 OPEN 11:00 / CLOSE 20:00
 無料
 会場 東急ハンズ渋谷店1階


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驚異のロボット誕生

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ウルトラマンZ』、ウルトラ面白かったなあ。新怪獣のゲネガーグに関しては、ヤマプロやヨコプロのコラージュ系パチ怪獣を思わせる変なボディバランスがいいなと思ってたんだけど、最近のガンプラみたいにスジボリが入りまくったセブンガーまでいい感じだったのは嬉しい誤算だった。要するにボスボロットなんだけど、ちゃんとやりきってる。こうなると、実際に観るまでは余計だと思ってたロケットブースターもアリに思えてくるね。まあ、ヘビクラ隊長と宇宙語の彼が不穏な空気を漂わせてるけど、ひとまず期待!


で、巷では売り切れ続出らしいセブンガーのソフビを買ってきましたよ。金色部分の塗り足しは、エースキラーゴールドことシタデルのRETRIBUTOR ARMOURで、黒い部分は水性ホビーカラーの焼鉄色。ただし、ブースターにはウェザリングマスターのススを使っている。そして、例によってMr.ウェザリングカラーのブラックでスミ入れを施したのち、Mr.スーパースムースクリアーでマットな仕上がりを目指した。お腹のカバーと目には、Mr.カラーの光沢スーパークリアーIIIを流し込んだけど、最近流行りのUVレジンのほうがよかったかも。いずれにせよオモチャが欲しくなるのは、いい子供番組の証だね。


ウルトラ怪獣シリーズ 121 セブンガー / バンダイ

コロナの果て

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新型コロナウイルス感染症に係る緊急事態宣言によって中断されていた東急ハンズ渋谷店の「怪獣(カッコいい)はつくれる!!展」ですが、その解除に伴って先月18日より再開しております。もっとも前もって連絡があったわけではなく、再開当日になって報告のメールが送られてきたため、商品なり展示物なりが出揃ったのは6月に入ってからのこと。

Tシャツに関しては、なんとか中断前に納品されていたからよかったものの、特撮大百科Miniのほうはギリギリ間に合わず、そのために宙ぶらりんになってしまったバラモンキングの在庫は、WEB通販に回してしまったのだ。で、CASTの商品は抜きにしろ塗装にしろ手作業だから、いきなり再開しましたと言われても、すぐに用意できるものではない。

結局、10日くらいで20×3で合計60個ものフルカラー商品を作ってもらうことになってしまった。申し訳ない限りだ。いきなり3種コンプリートできることを考えたら、よりユーザーフレンドリーな感じになったともいえるかもしれないけれど、本来は第1弾のバラモンキングを皮切りに、週替りで新商品を発表・販売していくつもりだったのである。

まあ、そんなこんなで予定は狂ってしまったが、商品のクオリティそのものは折り紙つきというか、なんで左右でこんなに形が違うの!? と床山皇帝(@Kaisel_Kaiser)に文句をつけた箇所まで完全再現されていたり、我が家工房の誰よりも上手にドライブラシがかけられていたりして、これがわずか1500円で売られるという事実にクラクラしてくる。あわよくばウイップ星人も……と企んでいるので、皆さん買いまくってくださいね!!

5月のお仕事

ガイガン山崎+齋藤貴義 怪獣プロジェクト - 怪獣チャンネル

今日から君も、怪獣のプロだ――。
夕方の6時過ぎ、いつも12チャンを点けると、ザラブ星人に似た声のオジさんがそう語りかけてきた。
当時、僕はまだ4歳である。素直な子供である。だから確信した、俺は怪獣のプロなのだ。生ける怪獣コンピューターなのだ。
あれから二十余年、僕は怪獣のことを書いたり喋ったりして暮らしている。まさしく怪獣のプロだ。
君も『怪獣チャンネル』を聴いて、怪獣のプロになろう!


#001「ゴジラ(ゴジラシリーズ)」f:id:gigan_yamazaki:20190130013052j:plain
#038「モチロン(ウルトラマンタロウ)」f:id:gigan_yamazaki:20190130013052j:plain
#071「タイラント(ウルトラマンタロウ)」f:id:gigan_yamazaki:20190130013052j:plain
#086「ミラクル星人(ウルトラマンタロウ)」f:id:gigan_yamazaki:20190130013052j:plain
#097「ムルロア(ウルトラマンタロウ)」f:id:gigan_yamazaki:20190130013052j:plain

#104「タッコング(ウルトラマンタイガ)」

メディア芸術カレントコンテンツ
世界に息づく怪獣王(ゴジラ)の遺伝子 第1回「What is KAIJU?」
世界に息づく怪獣王(ゴジラ)の遺伝子 第2回「海を渡った怪獣たち」
世界に息づく怪獣王(ゴジラ)の遺伝子 第3回「アメリカとゴジラ」
世界に息づく怪獣王(ゴジラ)の遺伝子 第4回「KAIJU総進撃」
ゲームに息づく怪獣王(ゴジラ)の遺伝子 前編「怪獣なくしてポケモンなし、ポケモンなくして……」
ゲームに息づく怪獣王(ゴジラ)の遺伝子 後編「ゲームが示す怪獣の未来」

あにそんボーカル(声優歌唱) - 烈車戦隊トッキュウジャー(歌唱:中澤まさとも)

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                              ※着ぐるみ、小道具提供

2020年05月18(月)~06月30日(火)
怪獣(カッコいい)はつくれる!!展

 OPEN 11:00 / CLOSE 20:00
 無料
 会場 東急ハンズ渋谷店1階


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