大怪獣まんだら

GIGAN YAMAZAKI & WAGAYA FACTORY's blog

光る稲妻 轟く雷鳴


昨年末、総生産数400個のうちの300個がイタリアで売れてしまい、豪ちゃんのお膝元である日本には100個しか入ってこなかったという超人将軍ユリシーザーに続いて、今度は猛獣将軍ライガーンの球体関節アクションフィギュアが新発売された。マジンガーシリーズを愛するファンは大勢いるけれど、このライガーンについて思い入れたっぷりに語れる強者はどれだけいるだろうか。万能要塞ミケロスを撃墜されてしまい、ミケーネ帝国まで泳いで逃げ帰る情けない姿をパッと思い出せる人は、おそらくかなりの通である。まあ、今回も国内というよりも、海外でのセールスを前提にした商品なのだろう。


そもそも前回のユリシーザーは、きちんと国内で100個を売り切ったのだろうか? なんとなく100個と聞くと、そんなに大した数でないように思えるかもしれないが、マイナーな怪獣……それもアニメの怪獣となると、実際のところは100個でも厳しい気がする。コミックや劇場版で活躍、後年のゲームでも引っ張りだこの機械獣トロスD7でさえ、わずか80個の限定商品だった。ちなみにライガーンのパッケージには、356/400というシリアルナンバーが記載されている。ひょっとすると今回は50個くらいしか入ってきておらず、自分が国内6番目の購入者だったという可能性だって絶対にないとは言い切れない。だって俺、これまで一人も見たり会ったりしたことないもん、ユリシーザーの購入者!


しかし、だからこそミケーネ派のガイガン山崎としては、頑として買い支え続けなくてはならない。これがバンダイであれば、グレート・マジンガー、ビューナスAの2体で終わっているところだ。その点、エボリューション・トイは、ビューナスを差し置いてロボットジュニア、そして暗黒大将軍の前にユリシーザー、そしてライガーンというラインナップなのだから信用できる。おそらく奴らは、七大将軍すべてを同一規格で揃えるつもりなのだ。もちろん、バンダイの担当者だって、もっと出したかったに違いない。ユーザーの財布が、その想いに応えてあげられなかっただけなのだ。メーカーの狂気に対して、我々も狂気で応える必要がある。続けひるむな戦闘獣よ!


ダイナマイトアクションLimited 猛獣将軍ライガーン/エヴォリューション・トイ