大怪獣まんだら

GIGAN YAMAZAKI & WAGAYA FACTORY's blog

3月のお仕事

ガイガン山崎+齋藤貴義 怪獣プロジェクト - 怪獣チャンネル

今日から君も、怪獣のプロだ――。
夕方の6時過ぎ、いつも12チャンを点けると、ザラブ星人に似た声のオジさんがそう語りかけてきた。
当時、僕はまだ4歳である。素直な子供である。だから確信した、俺は怪獣のプロなのだ。生ける怪獣コンピューターなのだ。
あれから二十余年、僕は怪獣のことを書いたり喋ったりして暮らしている。まさしく怪獣のプロだ。
君も『怪獣チャンネル』を聴いて、怪獣のプロになろう!


#001「ゴジラ(ゴジラシリーズ)」f:id:gigan_yamazaki:20190130013052j:plain
#038「モチロン(ウルトラマンタロウ)」f:id:gigan_yamazaki:20190130013052j:plain
#071「タイラント(ウルトラマンタロウ)」f:id:gigan_yamazaki:20190130013052j:plain
#085「赤影(仮面の忍者 赤影)」
#086「ミラクル星人(ウルトラマンタロウ)」f:id:gigan_yamazaki:20190130013052j:plain
#087「ルパンイエロー・パトレン3号(快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー)」 f:id:gigan_yamazaki:20190130013055j:plain

メディア芸術カレントコンテンツ
世界に息づく怪獣王(ゴジラ)の遺伝子 第1回「What is KAIJU?」
世界に息づく怪獣王(ゴジラ)の遺伝子 第2回「海を渡った怪獣たち」
世界に息づく怪獣王(ゴジラ)の遺伝子 第3回「アメリカとゴジラ」f:id:gigan_yamazaki:20190130013055j:plain

2019年03月12日(火)
オタク大賞マンスリーVol.72
直哉藤田のすべらない話

 OPEN 19:30 / START 20:00
 入場料 ¥1,000(飲食物の持ち込みOK)
 会場 模型塾スタジオ


誰でもすべらない話を持っている。
それは誰が何度聞いても面白い。
今回の企画は
オタク大賞きっての「べしゃりのファンタジスタ」が
皆様のご機嫌を伺います!


「直哉藤田のすべらない話」


今年も盛況に終わった「日本オタク大賞2018」で、
奇跡の滑りで観客を魅了した藤田直哉


……いや、これはオレの真の実力ではない!
すべらない話の真髄を極め
『キングオブ滑らない』の称号をほしいままにした男として
その汚名を返上させていただきます!


出演は、
今宵は真のべしゃりを見せてやる・藤田直哉
藤田直哉の天敵とはオレだ・ガイガン山崎
司会は、安心の上から目線クオリティ・宮昌太郎
以上のメンバーでお送りいたします。


会場はいつもの
「模型塾スタジオ」からお届け。今回も「観覧可」です。
配信終了後には毎回恒例の
「伏せ字なし! ボーナストラック」もありますよ!
アンダーグランド感&プレミア感の漂う、秘密のライブ会場へ
あなたもぜひ足をお運びください!


2019年03月17日(日)
新大久保帰還!地熱ナパーム倶楽部 @Naked Loft

 OPEN 12:00 / START 12:30
 予約 ¥1,800 / 当日 ¥2,300(+要1オーダー以上)
 ※予約はwebにて。
 会場 NAKED LOFT


「ぶるっちょさむさむだお!」
……などと口走りながら、おこたでハーゲンダッツを溶かしている皆様に朗報!
昆虫型怪獣の寄せ集め・地熱ナパーム倶楽部が、再び職安通りのネイキッドロフトに襲来します。

スカッと啓蟄明けに開催となる今回は、いよいよホントに平成最後! 平成という時代の罪や穢れを洗い流すため、最近なんだか憑き物が落ちたようだと噂のミュージシャン・大内ライダーさんをゲストとして召喚!
平成を彩った名作群や、新元号を彩るであろう我が家工房の野望について、大いに語ります。音楽業界の闇などについては、あまり語らない方針です!
元号に『怪』や『獣』や『奇』の字が入ることを、各々の神様にご祈願しているところ、誠に恐縮ではございますが、今回も是非お集まりください!


“地熱ナパーム倶楽部とは”
漫画や特撮、爆発や怪獣怪人などのジャンル系専門家たちが集まり、各自が最近見たり買ったりした面白サムシングを紹介したり、気になるテーマを掘り下げて洞察し、結論めいたものを出したり出さなかったりしつつ、それぞれ専門分野以外のいわゆる“世間”に対しても積極的に(口から)絨毯爆撃を行うことも辞さない決意を示す集団です。
The Event Formerly Known as Asurajigoku(かつて阿修羅地獄として知られたイベント)でもあります。


【出演】
ガイガン山崎(暴力系エンタメ専門ライター/中野のカーンデジファー)
四海鏡(石ノ森章太郎ファン/転職者)
【第32回(通算)ゲスト】
高遠るい(おげれつ漫画家/怒りの呪術師)※皆勤賞
大内ライダー(中野の工房スーツアクター/ベーシスト)


2019年03月17日(日)
起動45周年!立川決戦 初代メカゴジラ ~極上爆音上映

 OPEN 17:40 / START 18:00
 予約 ¥2,200
 ※予約はwebにて。
 会場 立川シネマシティ/シネマ・ツー/aスタジオ


ゴジラ対メカゴジラ』を極爆で!

強い! ニクい! 美しい!
2019年3月21日で誕生45周年を迎えるメカゴジラ

3月6日に、昭和メカゴジラ(『ゴジラ対メカゴジラ』(74年)、『メカゴジラの逆襲』(75年))の魅力を徹底的に詰め込んだムック『別冊映画秘宝 昭和メカゴジラ鋼鉄図鑑』(洋泉社)が発売されるのを記念し、『ゴジラ対メカゴジラ』極爆上映が開催決定!

白銀のボディが虹色に輝くロボット怪獣の傑作であり、ゴジラのライバル怪獣として世代を問わず絶大な人気を誇るメカゴジラ

2018年はスピルバーグ監督『レディ・プレイヤー1』、アニメ『GODZILLA 決戦機動増殖都市』に登場。その原点である『ゴジラ対メカゴジラ』が満を持して極爆で大暴れ!

トーク第一部は、中野昭慶監督を招いて、生誕45年を迎えたメカゴジラの誕生秘話、制作の苦労をお聞きします。お相手は『シン・ゴジラ』等の特撮美術としておなじみ三池敏夫さん。

上映を挟んでのトーク第二部はファン座談会。
リアルタイムのメカゴジラファンとして、機龍デザイナーとしても知られる西川伸司さん、日本で一番実写ロボットの演習を手がける佛田洋監督。若いファンを代表して、大内ライダーさん、ガイガン山崎さん。司会にロボ石丸さんを迎え、昭和メカゴジラの魅力を語ります。

メカゴジラ全方位攻撃の迫力を、田島令子さんの美声を、睦五朗さんの名台詞をぜひ極爆で!
ミヤラビの祈りをみんなで歌おう!

(入場者特典は後日発表!)


【総合司会】ロボ石丸
【出演】中野昭慶(特技監督)、三池敏夫(特撮美術監督)、西川伸司(漫画家・怪獣デザイナー)、佛田洋(特撮監督)、大内ライダー(ミュージシャン)、ガイガン山崎(ライター)


黒く光るボディ

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『THE GRASSHOPPER』は、弱冠18歳のときに監督した初の自主制作映画だ。『仮面ライダー』をモチーフとしたアクションもので、スカルペイントのヘルメット男が登場する。主力スタッフだった荒船泰廣 (@arafune)や鉄面あなざ(@Gadjetmovie)は、現在ではプロのクリエイターとして活躍しており、かくいう自分も本作がきっかけとなって雑誌「宇宙船」に寄稿するようになった。口幅ったい表現をするならば、自分にとって原点ともいえる作品である。主演俳優が所有していた自転車用のプロテクターに、ゴミ捨て場で拾ってきたメットを組み合わせた主役スーツは、やや頭でっかちで不格好なところもあったものの、それが当時の限界であり、きっかり10年後にリベンジを果たすこととなる。


社会人になってから初めて撮った自主制作映画『D/I/Y』に登場するバトルスーツがそれだ。企画当初は、かつてのスーツを使い回す予定というか、実際にそれで短いテスト映像も撮っているんだけれど、せっかくの機会だからとオール新造することにしたのだ。製作者は、のちの“センセイ”ことぱしみ(@nicesharp)くん。まだ大学生だったが、当時から彼のセンスとスキルは大したものだった。しかし結局、この映画は参加メンバーのスケジュールが噛み合わず、あと少しのところで頓挫してしまう。社会人は忙しいのです……。で、バトルスーツも奥底に仕舞い込んでたんだが、なんと彼に再登板のチャンスが与えられた。*1 そこで早速、我が家工房にて床山皇帝(@Kaisel_Kaiser)に試着してもらった次第。う~ん、カッコいいじゃない!*2 やっぱりこいつで1本撮ってやりたいなあ。

*1:このバトルスーツが、そのまま使用されるわけではないんだが……詳細は、また後日!

*2:あとで武器小道具担当だったメラーノ(@samuhara)くんに確認してみたら、コンバットナイフの付け方が間違っていたらしい。あれー?

ギロチングキング製作記(その7)

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ミツクリザメ、ノコギリザメ、シュモクザメ、ヘリコプリオン、ステタカントゥス……ギロチングキング(仮)は、古今東西のサメの集合体である。しかし丸っこいバグるみをベースにしたため、サメというよりもフグのようなシルエットになってしまった。また、サメの象徴ともいえる背びれも、やや取り付け位置が後ろ側になったこともあって、もはや数ある突起物のひとつという印象だ。正直、これでサメ怪獣と言い張るのは無理がある。

それならいっそのこと、ハリセンボンとかの怪獣にしたほうがいいんじゃないか。冷静になってデザイン画を眺めてみると、何故か腰からサザエが生えてるし、もう無理にサメの頭を武器にしなくてもいいかなあ。ちゅうか、無理に換装させる必要もないよね。そもそも名前の由来になってるギロチンが、身体のどこにも付いてないのはどうなんだ? そんな妥協混じりの会話をしつつ作業を進めていたら、思いのほか精悍な面構えになり、やっぱりサメの怪獣でいいかもしれんと、妙に心変わりの忙しい今日この頃であった。

ギロチングキング製作記(その6)

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仮の目玉と尻尾を付けて、ちょろっと歩行テストしてみた。しかし半年以上も作り続けていると、怪獣でさえ日常になってしまうのだなあ。近所のおじさんおばさんは、その姿が目に入ったところで歩みを止めることなく、今や警戒心を抱いてくれるのは散歩中のワンちゃんくらいである。もうちょっとビビってくれませんかね。こっちは怪獣だぞ、怪獣。

まあ、それはそれとして、このギロチングキング(仮)最大のウリは、四足歩行から二足歩行へのスタイルチェンジであり、どちらの形態もカッコよくなくてはならない。しかし現段階では、後者がいまいち間延びした印象だ。下顎が付いたら解決する問題なのかもしれんが、あるいは立ち上がったときにツノに見えるようなトゲトゲでも生やすべきなんだろうか。しかしこいつ、もはやサメでもなんでもないね。フグじゃん。フグゴンじゃん。

ギロチングキング製作記(その5)

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バグるみの残骸、根こそぎ使ってしまうんじゃないかという勢いで流用しまくっているギロチングキング(仮)。前回の製作記では、なんとなくの雰囲気を確認するために頭っぽいパーツ、背びれっぽいパーツ、尻尾っぽいパーツなどを仮止めしている状態での写真を載せていたが、いよいよ本決まりのパーツを接着してみた。う~ん、トップヘビー。

自分も大概トゲトゲ好きなものの、床山皇帝(@Kaisel_Kaiser)はその比じゃないね。ほとんどビョーキである。ちなみにこれ、実は1回全部剥がして付け直してるんだけど、改めて写真で見てみると、全体的にパーツが後ろ側に寄り過ぎている気がしてならない。もう一度剥がそうと言ったら、床山皇帝は嫌がるだろうなあ。しかし何故、我々は細かく位置決めをしてから接着しないのか? それは誰も知らない大宇宙の謎である――。*1

*1:ヒント:学習能力

ギロチングキング製作記(その4)

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一種の山場ともいえる撮影を終えて、ちょっとした燃え尽き症候群になっていた我が家工房。ここらでひとつ充電期間を設けようということになり、しばらくは着ぐるみの破損を直したり、来客を招いたり、夏のボウフラ対策で芝刈りをしたりと、そんなに根を詰めた作業はしていなかったんだけれど、3月頭よりぼちぼち稼働再開している。マーベル・シネマティック・ユニバースになぞらえるならば、ここからが我が家工房のフェイズ2だ。

で、そんなフェイズ2の第1弾が、ギミック満載の四ツ足怪獣ギロチングキング(仮)である。今となっては懐かしいバグるみの残骸パーツを流用しまくることで、作業時間を大幅短縮! わずか数日の間に、大まかな形はできてしまった。デザイン画のようにスマートなシルエットにはならないだろうが、グビラやサメクジラの遺伝子を受け継ぐ怪獣としては、むしろ正解だろう。しかし、デカい。デカすぎる。こんなに何も考えずに新怪獣をボコボコ作ってていいんですかね。フェイズ2は、場所との戦いになりそうだなあ。