大怪獣まんだら

GIGAN YAMAZAKI & WAGAYA FACTORY's blog

ギロチングキング製作記(その7)

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ミツクリザメ、ノコギリザメ、シュモクザメ、ヘリコプリオン、ステタカントゥス……ギロチングキング(仮)は、古今東西のサメの集合体である。しかし丸っこいバグるみをベースにしたため、サメというよりもフグのようなシルエットになってしまった。また、サメの象徴ともいえる背びれも、やや取り付け位置が後ろ側になったこともあって、もはや数ある突起物のひとつという印象だ。正直、これでサメ怪獣と言い張るのは無理がある。

それならいっそのこと、ハリセンボンとかの怪獣にしたほうがいいんじゃないか。冷静になってデザイン画を眺めてみると、何故か腰からサザエが生えてるし、もう無理にサメの頭を武器にしなくてもいいかなあ。ちゅうか、無理に換装させる必要もないよね。そもそも名前の由来になってるギロチンが、身体のどこにも付いてないのはどうなんだ? そんな妥協混じりの会話をしつつ作業を進めていたら、思いのほか精悍な面構えになり、やっぱりサメの怪獣でいいかもしれんと、妙に心変わりの忙しい今日この頃であった。