大怪獣まんだら

GIGAN YAMAZAKI & WAGAYA FACTORY's blog

大内が死ぬ時! 日比谷は沈没する!

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プロレスの次はライブイベントだ! これまで我が家工房の丁稚奉公として、塗料の調達やら中の人やらで尽くしてくれた大内ライダー(@Ohuchi_RIDER)くんの主催イベント『非属なるミュージック・ホール』に、我が家工房の怪獣軍団も出演することになった。もっとも当初は、ザ・リーサルウェポンズが『きみはマザーファッカー』を披露する際、あのMVと同様にウイップ星人、ジョルジュ星雲人、仮面バンダーが登場するという目論見だったんだが、ボーカルのサイボーグジョーが「クリスマスは家族と一緒に過ごすよ! また来年!」とオハイオ州に帰ってしまったので、*1 見事に計画は頓挫。怪獣軍団は、オープニングや幕間でMCの大内くんや泉茉里(@izmmr2)さんと絡むこととなった。


筋書きは、こうだ。MCのふたりが会場での諸注意を説明していると、バラモンキングを引き連れて死神司令が登場。ヒューリックホール東京を支配下に置くことを宣言したのち、主催者である大内ライダーを痛めつけるが、『浪速伝説トライオー2』でもアクションを披露している泉に返り討ちにされてしまう。のちの幕間では、泉のいる楽屋に怪獣軍団を差し向けた死神司令がジョルジュ上司に変身して、独りになった大内を追いかけ回すが、瞬く間に怪獣軍団をシメた泉が駆けつけ、再び追い返される――。まあ、各5分程度の出演ということもあり、他愛のない内容だ。例によって時間がないので、今回の新規造形物は、泉さんに首チョンパされるバラモンキング用の断面拡張パーツのみ。


いずれにせよ複雑なことは何もないので、本番前に軽くリハーサルができれば問題はないだろう……と考えていたら、これがいつまで経っても呼ばれない。バンド側のリハーサルが始まる前に動線なんかを確認しておいたほうがいいということで、早めに現場入りしていたにも関わらず、だ。結局、我々だけリハーサルが行えず、当日になってSEもセルフでやらなければならないことが判明するなど踏んだり蹴ったりの一日だった。そりゃあ向こうからしてみたら、どこの馬の骨とも知れぬ連中だろうが、ンなことお互い様である。誰もが外様の人間に対して礼儀を尽くして接してくれた、先日の『崖のふち女子プロレス旗揚げ戦』とは大違い。もちろん、共演者から失礼な仕打ちを受けたわけではなく、大内くんはテンパりつつ気を遣ってくれていたし、まともな現場スタッフもいた。ただ、やっぱり音楽業界はロクなもんじゃないなという偏見は加速しましたよ。ファック。*2

*1:年末年始といえば、バンドにとって絶好の稼ぎ時だろうに、断固として帰省は譲らないらしい。完全なる他人事として聞くぶんには、最高のエピソードだ。やっぱりジョーはいいなあ。

*2:あまりにキレすぎて記憶が定かじゃないんだが、大内くんによると、楽器を運び込むのに怪獣が邪魔だと怒鳴りつけてきたスタッフに対して、「こっちも主催者に呼ばれて来てるんだよ、てめーは誰だ!?」と食って掛かっていったらしい。間に挟まれた大内くんは、生きた心地がしなかっただろう。すまん。しかし、怪獣稼業は舐められたらおしまいなのだ。

戦え! 怪獣ビッグファイト

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「今度、プロレスデビューすることになった!」と、大内ライダー(@Ohuchi_RIDER)くんから聞かされたのは、12月11日のこと。この男ときたら、いわゆる報・連・相がまったくなっておらず、大抵の事柄が唐突なのだが、今回に関してはオファーそのものが唐突だったらしい。しかし、準備期間は2週間を切っている。彼の分身たる仮面バンダーのスーツは、“センセイ”ことぱしみ(@nicesharp)くんの手によって改修中であり、我々はセコンドとして怪獣を派遣してやる程度のことしかできない。まあ、いきなり怪獣軍団を従えてのデビューは、それなりにインパクトがあるだろう。また、特撮ヒーロー好きのミュージシャンという面を期待されているようだったので、正義の味方っぽく登場しておきながら、いざ追いつめられると容赦なく凶器を使って戦う卑怯者ギミックも考えてみた。凶器は、定番の栓抜き、レンガ、チェーン、さらにウイップ星人の巨大金棒でどうだ。


で、自分がジョルジュ上司、床山皇帝(@Kaisel_Kaiser)がウイップ星人を着ればいいと思ってたんだが、ゲートや花道のスペース的に着ぐるみ2体は厳しいということになり、ジョルジュ上司の人間態を急遽用意することに。ブラック指令と死神博士を足して二で割り、さらに将軍KYワカマツのイメージも加味した死神司令である。本来であれば、『ウルトラマン超闘士激伝』のブラック指令みたいな仮面でも作りたいところだけど、如何せん時間がないのでアリモノの組み合わせだ。ただ、意外とこれからも登板の機会は多そうなので、少しずつブラッシュアップしていきたいところ。結局、自分まで怪獣に入ってしまうと、全体を見て演出する人間がいなくなり、どうにもパッとしない画になってしまいがちなのだ。今回も予定通りジョルジュ上司で出ていたら、いろんな意味で事故が起きていたかもしれん。だって、仮面ライダーV3のフェイスペイントで登場したときの大内くん*1 のアウェー感といったら……。最終的に、そこそこウケてたからよかったけど、見逃し配信で改めて当日の様子を再確認する気にはなれませんなハッハッハ。

*1:しかし、あそこまでV3だとは思わなかった。まあ、仮面ライダーV3としてリングに上がっているワケではないし、首から下もV3柄のサイクルジャージを着てるだけなので、権利的にはグレーゾーンの範疇なのかもしれないけれど、自分としては完全オリジナルのスーツを着て欲しいというか、ちゃんとこさえてやりたいのよね。我が家工房は、極めてクリーンな集団です!

ゲンちゃん日記(その5)

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ゲンゴロウはエビを喰わない…………そんなふうに考えていた時期が俺にもありましたヤマトヌマエビ、またたく間に全滅! や、物の本には、ゲンゴロウは弱った小魚や昆虫を食べていて、基本的に元気な魚などは捕らえないと書いてあったのだ。よっぽどヤマトヌマエビがとろいのか、それとも餌の量が足りないのか? いずれチェリーシュリンプも襲われないか心配だ。ロックシュリンプやコシオリエビであれば、ゲンゴロウも手出しができないとの助言をいただいたので、今度買ってこようかしら。いよいよ本格的にエビ水槽になってきたぜ。あっ、ダイビングビートルのプラモを沈める計画も頓挫しましたよ。やっぱりいきなりジオリウムは無謀すぎた。まずは平和な水槽を作り上げなきゃね。

真・我が家工房

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床山皇帝(@Kaisel_Kaiser)が、ガイ山邸に引っ越してきた。もちろん、自分と同棲するワケではない。どんなに仲がいいといっても、ある程度の距離感は必要だ。居候のオバQがシャレで済むのは、やっぱりマンガだから。劇画になれば数日しか持たないし、現実であればなおさらだろう。そうではなく、例の怪獣倉庫として使っていた空き部屋に、新たな住人として入居してきたのである。ちなみに一部の着ぐるみは、継続して置いておくことにした。まあ、どう見てもそこは冷蔵庫を置くためのスペースなんだけど……。


この部屋、20年近く借りられていたこともあって、イマドキの感覚に照らし合わせたリフォームをするには、膨大な費用が掛かってしまう。現在の山崎家の懐事情から考えると、あまり現実的ではない選択肢だった。しかし、放蕩息子の倉庫として使われ続けても一銭にもならない。そこで細かいことを気にしない床山皇帝に、ちょっとディスカウントして貸し出すことになったのだ。彼としても、作業場やバイト先に近い物件が、前のアパートより安く借りられるので、いわゆるwin-winの関係。これで我が家工房は、本当の意味で我が家工房となった。*1 まだ部屋はあるし、他のメンバーも越してこないかしら。

*1:これまでは主宰=ガイガン山崎にとっての“我が家”でしかなかったからね。

ゲンちゃん日記(その4)

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ゲンゴロウヤマトヌマエビだけでは、どうにも色彩的に寂しい。そこで色とりどりのチェリーシュリンプを30匹ほど投入した。アクアリウムに興味を持つまで、赤だの青だの黄色だののエビがいるとは知らなかったが、日本やドイツのブリーダーが、たま~に誕生するカラフルな個体を繁殖・固定化させていったものらしい。ヤマトヌマエビと同じく、コケ取り要員として人気のミナミヌマエビの亜種で、普通に交配もしてくれるとか。チェリーシュリンプと違って、こっちは駄菓子屋みたいな値段でまとめ売りされているので、後日買ってこようかと思う。もはやゲンゴロウ水槽じゃなくて、エビ水槽だな……。

ゲンちゃん日記(その3)

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ゲンゴロウが届いた。きちんと確認はしていないが、オスとメスが入り混じっての計6匹だ。水面に突き出るように流木を組み合わせたら、きちんと思惑通りに甲羅干しのために登ってきてくれてハッピー。一方、水生昆虫の飼育手引きにも書かれていた減塩ニボシを与えてみたところ、ものすごい勢いで水槽が汚れてしまった。肉食魚用のカリカリの餌でもいいらしいので、今後はそっちに切り替えよう。試行錯誤だっ!! 試行錯誤だっ!! ほかの者は、関谷をつかまえに行くんだっ!! そして、キノコを食わせるのだっ!!

ゲンちゃん日記(その2)

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水槽業界には、タンクメイトという言葉がある。コケや死骸、エサの食べ残しなどを処理させるため、メインとなる観賞魚に随伴して飼う大人しい水生生物を指す。小型のナマズや貝、エビなどが代表格であり、自分は定番中の定番であるヤマトヌマエビを選んだ。そもそもゲンゴロウの飼育に、タンクメイトなんてもの必要なのか? そこそこ大きな虫かごに放り込んで、適当な投げ込み式フィルターでも入れておけばいいのではないのか?


そんな疑念も尽きなかったのだが、ゲンゴロウと同様にジオリウムにも興味津々だったのである。ジオリウムとは、ジオラマ要素をより強化したアクアリウムのこと。クメン内乱から百余年、近隣の開発により水没した熱帯雨林に放置されたATの残骸は、巨大な水生昆虫たちの巣窟と化していた……みたいなシチュエーションで作ってみたい。もちろん、ゲンゴロウ→ダイビングビートル→『装甲騎兵ボトムズ』のクメン編という連想だ。


で、ジオリウムを制作する以上、それなりのサイズの水槽は必要だ。ゲンゴロウだって、狭い虫かごより広い水槽のほうが住心地もよかろう。それに総水量が多ければ多いほど、水質も安定しやすいに違いない。大食漢のゲンゴロウは、水を汚すスピードも早いと聞くし、そうなるとやっぱりタンクメイトは必要だ。今のところ、ゲンゴロウ以外の水生昆虫を購入する予定はないが、節足動物縛りで生体を増やしていくのも楽しそう。まずはヤマトヌマエビを10匹、それからゲンゴロウを6匹だ。さあ、盛り上がってまいりました!